接眼レンズ作成


・わたしがデジスコをつくろうと思ったのは、『なんちゃって写真館』で、すばらしいデジスコ写真をみたこと。そして、実際に、そのメンバー?がデジスコで楽しそうに写真を撮っているのを見かけたからでした。
・そして、デジスコの実際、とくにかんたんなGEOMA52Sを使う作り方が、ていねいにGeomaFactoryに書かれていたからでした。この場を借りて写真館のみなさんに深く感謝いたしますm(_._)m
・ここでは、上記のSiteに書かれていないことを主に書きます。なお、寸法は、わたしの場合であって、制作にあたっては、自己責任でお願いします。
・わたしのつくった接眼ユニットは、ビクセンのDG-FS(デジカメとフィールドスコープを接続するアタッチメント、実売5600円)と、同じくビクセンのアウトレットレンズA0001 42mmΦ t=9mm F=145mmアクロマート @800円を2個使って、約3.8倍((35ミリカメラの約1400ミリ望遠相当)にするものです。


材料1
ユニットの外枠は、塩ビパイプ3種類で作ります。
上がVU40。外径48.5ミリ、内径44ミリ(lレンズが42ミリですから、ちょうどいいです)。1m380円で売られていますが、使うのは36ミリです。
下左が、VU40継ぎ手。内径はもちろん、48.5ミリですが、奥のほうは、わずかに狭くなっています。
下右が、VP30継ぎ手。外径が47ミリほど。
パイプの切断
塩ビパイプの切断は、金ノコで行います。パイプカッターというのも見せて貰いましたが、えらく高そうだしプロではないので、買うのはやめました。
VU40継ぎ手……そのまま。
VP30継ぎ手……30ミリにカット(写真)
VU40……36ミリにカット。
切るときは、紙を巻き、紙に沿って切り、垂直を出します。切り終えたら、切り口は140番ほどの紙ヤスリできれいに仕上げます。
組み立て
切ったパイプをVU40継ぎ手に差し込みます。VU40継ぎ手は47ミリ、左右それぞれ約21ミリの深さがあるので、全長は約71ミリになります。
継ぎ手を縦に置き、その上にカットしたVU40を差し込み、その上に板を置いて、金づちでたたき、奥まで差し込みます。
VP30は、そのままでは緩いので、わたしは紙を巻いてから差し込みました。
材料2
VU40側とE-100RSとの接続には、49ミリのFilterの枠を使います。1台目のときは、49ミリのエクステンションリングを使いましたが、入手が困難なこと、VU40との接続の深さが3ミリと浅いことから、Filterを壊して使いました(MCスカイライト、1000円)は深さが4ミリありました。金づちでたたくとガラスが粉々になるので、紙などで包んで作業しました(ガラスのおさえは直径方向に溝があるネジになっていました。)
これを、VU40のほうに、12時間硬化タイプのアラルダイトで接着します。(そのままでは少し緩いときには、パイプのほうにカッターで傷を付けます。)
レンズユニット(完成写真しかありません)
一番楽しい工作です。
黒ラシャ紙を、縦方向幅37ミリ(VU40よりも1ミリ長い)に切り、レンズにぴったり沿わせて巻きます。筒を押さえてレンズをはずし、外の端をセメダインCで接着後、内側の端も接着します。レンズをはめてみて、緩いようなら、内側にラシャ紙を足します。
同じ幅の紙を外側に足して、VU40に気持ちよく差し込めるようにします。

同じく幅17ミリのラシャ紙を、上記の筒よりも少し小さく作り、少しずつ紙を足して、ぴったり内側にはまる直径にします。最後に、それを、セメダインCで筒の端に接着します。
同じく幅6ミリのリングをつくりますが、こちらは接着しません。

調整(重要)
上の塩ビの工作と紙の工作を侮ってはいけません。光学の工作なので、0.1ミリの誤差でも、明らかに写りに影響します。塩ビの工作は紙ヤスリなどできちんと調整。紙の工作は作り始めから正確に作ります。ノギスや方眼スケールは必須です。(写真は、スケールを書いた紙を巻いて、それぞれの長さを測っています。)
また、アウトレットレンズはばらつきがあるので、多少多めに買って、良いものを選んで使うようにします。
全体を黒くお化粧して完成(^o^)/
分かりにくいと思いますが、詳しくは、GeomaFactoryをみてください。

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