C-210逆付け(^o^)/


C-210というのは、Olympusが出した換えレンズなしの一眼レフカメラ、L-30などのための1.9倍のテレコンバータです。これをE-100RSに使うと、35ミリ換算で720ミリが実現するというわけです……が、そんなうまい話はなく、四隅がかなり暗く(ケラレ)くなります。それでも、これで撮った写真には独特な雰囲気があり、使いこなしている人もいました。……でもわたしは、ケラレがいやで、お蔵入りしておりました。

C−210を使用し撮影した“シメ”(2003/02、石神井公園)

ところが2003年の夏、“なんちゃって写真館”で、このC-210をデジスコの接眼レンズとして逆付けで使用することを提唱したかたがいらっしゃいました。テレコンというのは、基本的には対物が凸レンズ、手前が凹レンズのいわゆるガリレオ式の望遠鏡なのですが、それを、対物側に凹レンズ、手前を凸レンズにするというものです。……驚くべき発想の転換でした。理屈を考えると、対物側の凹レンズがバローレンズの役目をして、対物レンズの焦点距離を伸ばし、ケラレを減らすといったことになるようですが、それはあくまでもあとから考えられることです。……感謝m(_._)m

これによって、2倍から5.7倍まで、一つの接眼レンズでほとんどケラレなしでカバーできるようになったのでした。多少暗くなりますが、気になるほどではありません。そんなことより、これまで、テレコンにせよ、デジスコにせよ、T側いっぱいのみで使い、それでも多少のケラレがあったのですが、それがこのC-210逆付けを使うことにより、カメラ側のズームを使えるようになったのでした(^o^)/。ズームを引けば、SSを上げることもできます。……これまで、いろいろ工作してきたのが、無駄な努力のようにぶっ飛んでしまったみたいで、ちょっとさみしい気持ちも内心あります。しばらくしたら、このHPの工作のページも取り払う必要があるかもしれません。
これを使ったサンプル写真は、谷津干潟と三番瀬にあります。

上段:
ボーグ45EDレンズ→7601(M57/60延長筒)→7460(M60- >M60AD)→Geoma52S(2台目(^_^;)→ビクセンDG-FS

下段:
→ビクセンDGリング 52→kenkoOMリング♀-♀→C210逆付け→(49-52ステップアップリ ング接着)→kenkoAC5(52ミリ)→OMリング♂-♂→49-52ステップ アップリング→AC5(49ミリ)→(E-100RS)



◆T側の画像

◆上左……アウトレットレンズ3枚を使った自作5.6倍君の接眼レンズを使って撮ったものです。対物レンズもGeoma52sに付属のものです。
◆上右……上記のSystemで撮影したものです。やはり、きついものがありますが、以前に比べると、だいぶすっきりとしています。
◆左……参考までに、TCON-14逆付けの画像も載せておきます。端のほうに色収差が目立ちます。これくらいの倍率ならば、下の自作の塩ビ接眼のほうがいいです。……これは、お蔵入りです(10/02追加)

◆上……さらに参考までに、自作の塩ビ接眼レンズ(AC51枚+ミザールアウトレットレンズD36、F135)を使ってT側で撮ったものです。 ◆上……C-210逆付けで、左の自作レンズT側と同じぐらいの大きさになるように、引いて撮影したものです。これが総合点でいちばんみたいです。

TOPにもどる